静岡文化財保存活用機構とは

 

本機構は、所有者による保存管理が厳しい状況にある文化的価値のある建造物などの保存活用を、地域社会の協働によって推進していく団体です。


所有者に代わり保存活用を進めるための調査研究、情報収集、その提供を行うとともに、支援また、自ら実践にも取り組みます。
 

20186月、文化庁は文化財保護法を改正し、所有者に代わる保護活用を推進していくこととしました。その背景には、文化的価値のある地域・建造物群・建造物(未登録文化財を含む)の保存継続が極めて困難な状況にあることが挙げられます。所有者による建造物の保存維持の継続は、経済的な負担も大きく、修繕されずに老朽化が進んでいる実態が多く存在し、社会問題となっています。

2020
年12月、ユネスコは日本の「伝統建築匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」をユネスコ無形文化遺産としました。我々の先人たちが磨いてきた誇らしい伝統技術の技を、ただ残すだけではなく、それらが社会的価値となって保存活用をさせていくことにより、胸をはって後世に繋いでいきたいと願い、本機構は文化的価値のある建造物の保存活用を目的に、2020年4月に設立しました。


賛助会員募集

静岡文化財保存活用機構の目的にご賛同いただける、

賛助会員(個人・団体)を募集しています。

一口 6,000円(年会費)

皆様の暮らしに、文化的価値のある

地域建造物と関わる機会を創出して参ります。

静岡県外のご在住の方も歓迎です。

一口 60,000円(年会費)

企業、団体様の会員募集です。県の文化資源として、

まちづくり、地域社会の創生に取り組んで参ります。

ご協力とご支援をお願い申し上げます


●静岡の文化的価値のある地域・建造物群・建造物にご興味をお持ちの個人および団体●文化資源を未来につなぎたいとお考えの個人および団体●地域文化の在り方のご興味をお持ちの個人および団体●伝統建築工匠の技を保存活用に生かしてみたいとお考えの個人および団体●地域の文化支援活動の一環として取り組みたいとお考えの個人および団体●文化的価値のある建造物を所有している、または関わるお立場にいる個人および団体


(国)登録有形文化財(登録番号22-250,252,253)
静岡県焼津市浜当目


原田家住宅は、2018年3月の登録以降、老朽化が進んでいましたが、所有者から一般社団法人静岡文化財保存活用機構が借り受け、所有者に代わって保存活用を行うこととし、文化庁、静岡県、焼津市の補助金、多くの皆様の寄付金を得て、このたび第一気の修復を終えました。「toiroカフェ」のオープンの時間にあわせ、建物等の内覧が可能です。
原田家住宅 無料公開

月~土(見学可)11:30~14:30
お車の場合(駐車場あり)/焼津ICから約3Km
バスの場合/JR焼津駅から自主運行バス「ゆりかもめ」で「虚空蔵入り口」下車(約5分)

※英文のガイトもございます。
※2022年4月プレオープンの様子はこちらから


原田家住宅の保存活用計画整備事業
原田家住宅においては、大規模修繕が終わり無料公開をしておりますが、
更なる修繕工事(文庫蔵等)と健全な維持管理が必要な状態にあるため、

引き続き当案件へのご寄付を募っております。

 



静岡文化財保存活用機構では、SDGsに貢献した内容で原田家住宅の保存活用計画を進めています。

企画中の“toiroカフェ”もそのひとつ。SDGsの理念の基づき、5つのP-Pleople(人間)、Planet(地球)、Prosperity(豊かさ)、Peace(平和)、Partnership(国際社会のパートナシーープ)を大事にし、文化財を有効活用して参ります。

 

静岡市SDGs宣言証

toiro(トイロ)カフェ
十人十色の個性を生かせる世界にしたい
11:30~14:30(L.O14:00)